日比谷じゃない理由
どうせ都立受けるなら、日比谷ではないのか?
そう思い、説明会も文化祭も行ったけれど、
娘は終始曇り顔。不機嫌なのである。
校舎はきれいになったし、図書館も素晴らしい。
制服もある!
しかし、なんというか・・・肌に合わない。
正直、居心地悪いのです。
なぜなのかとずっと疑問に思っていました。
その答えはここにあるのかも。
武内校長曰く
「目下の目標は最も志望者の多い
東大の現役合格者数を増やすこと」
東大至上主義とも言えるのかもしれません。
きっと、これからの日本を牽引する
トップリーダーたちを輩出するでしょう、これからも。
でも、それってちょっと目指すところではないかも。
少なくとも、娘にとっては「そうじゃない」。
そんな違和感が居心地悪さにつながったんだと
わかりました。
かたや、
「第1志望で西高に入ってきた生徒は
95.2%と極めて高い数字です。」
という西校は、
「進学実績よりも自由な校風を重視している」
生徒が集まる。
自由すぎでは?と思う面も無きにしも非ずだが
「文武二道」で部活も盛ん。
勉強も大切だが、青春にはもっと大切なものがある。
ここには書かれてないが、入学してすぐから
自分の将来をじっくり考えるキャリア教育が
始まるのは素晴らしい。
迷いながら、自分を探しながら、
様々な体験ができそうでわくわくするのだ。
そして、後述の国立高にも負けず劣らずの劇を
文化祭で披露することも可能なのだ。
一度観たら鳥肌が立つ、国立高の文化祭。
「もともと文化祭に一目ぼれして
入学してくる子が多いですから、覚悟の上です。」
という頼もしい生徒が集まる。
3年間で一つのものを作り上げると言う
情熱、体力、集中力、団結力。
ここだから、この歳だからできる貴重な経験に違いない。
浪人の比率が5割弱と比較的高くても、
それを補って余りある3年間になることでしょう。
10代での経験はその後の人生に大きな影響を与えます。
学校見学時にはその熱い思いに触れることができます。
それだけでも、わくわくが止まらない。
三者三様。
当たり前ですが、自分に合った高校を選ぶことが
充実した高校生活につながります!